ユニークな形が人気の多肉植物。
かわいさのあまり思わずゲットしたけど育て方が分からない。
とりあえずネットで調べて日光と水やりが大事なのは分かった。
「置き場所は室内よりも屋外が良いって言われてるけど、具体的にどこに、どんなふうに置けば良いの?」
「雨に濡らしたらダメなの?」
そんなお悩みをお持ちの皆さん、安心してください!これを見れば解決しますよ!!
小学生の頃にサボテンを枯らして以来、植物を育てたことがなかった。
そんな僕が多肉植物と出会い現在進行形で必死に育てている経験を踏まえて、多肉植物を育て始めたばかりの方に屋外で育てる場合のちょっとしたコツをお教えします。
ちなみにサボテンが枯れた理由は今思えば水のやり過ぎでした(笑)
ポイント① 屋外での置くべき場所
ここからは順に①〜③までのポイントをおさえていきましょう!
雨の当たらない場所がベスト
屋外で管理する場合は雨が直接当たらないベランダや軒下に置くと育てやすいです。
「なんで雨に当てちゃいけないの?」
「雨に当てるの悪い影響があるの?」
と思う方もいるかもしれませんが、雨に当ててはいけないわけではありません。
むしろ雨に当たった方がイキイキする場合も。
なぜ雨が直接当たらない方が良いかというと種類によっては頭から水を浴びると葉の中心に水が溜まって蒸れてしまったり、粉をまとっているようなタイプは粉がハゲてしまうことがあるからです。
また、水滴が虫メガネ代わりに日光を集めてしまい、葉っぱが焦げるなんてことも。
多肉植物は蒸れを嫌うので梅雨の長雨は大敵です。
梅雨の晴れ間でたまに晴れても、土が乾いていないので蒸れの原因になります。
葉っぱや茎、根っこに水分を蓄えられる多肉植物は水やりを頻繁にしなくても大丈夫な植物なので梅雨のように毎日雨に当たると水分過多で根腐れを起こします。
ベランダや軒下がない場合
鉢の数が少なければ部屋に取り込んでしまうのが手っ取り早いです。
屋外に棚などを置いて室内移動が大変な場合は簡易的な屋根を自作するのも手ですね。
屋根と呼べるほどのものではありませんが、棚の上にごみ袋を被せておくだけでも違います。日光は通したいので透明か半透明のものをお勧めします。
棚をぴっちり覆ってしまうと風通しが悪くなるのでご注意ください。
より本格的な屋根を作るのであればホームセンターなどで売っているポリカーボネート板がお勧め。
僕はよくあるスチールの4段棚を横に2つ並べてポリカーボネート板を上部に乗っけてます。
風で飛ばされないようにブロックを重しにしてますが、固定してないのでさすがに台風の時は取り外します(笑)
東向きか南向きが適所
家のどの方角に置けば良いかといえば東向きか南向きが良いでしょう。
多肉植物には日光が必要不可欠。
理想は1日6時間以上、最低でも4時間以上は日に当てた方が良いとされています。
夏場の日の出は4:30頃なので午前中いっぱい日光が当たれば日照時間クリアなので東向き、もしくは南向きが適しています。
「日照時間がクリアできれば良いのであれば西向きでもいいんじゃない?」と思う方もいると思いますが、一般的に西日は日差しが強く、強すぎる日差しは植物を弱らせてしまうので、できれば避けた方が良いです。
どうしても置き場所がなく、西側しかない場合は遮光をして日差しを和らげるようにしましょう。
遮光については後程詳しく説明しますので最後まで見てってくださいね~
半日影とは?
よく多肉植物の育て方を調べると「半日影」って言葉が出てきますよね。
これってどんな日影のことかよく分からなくないですか?
筆者は最初の頃、よく分からなくて「まずは半日影を説明してくれよっ!!」って思ってました(笑)
筆者調べでは国語辞典に「半日影」は載ってなくて、どうやら園芸用語らしいのです。
それでどんな日影かというと、
・1日のうち数時間、日が当たる場所
つまりは午前中は日が当たって、午後は当たらない場所。もしくはその反対ってことですね。
鉢は地面に直接置かない
水やりや雨の時に泥はねするとそこから病気が広がったり、コンクリートに直接置くと熱が伝わって鉢が高温になったりします。
風通しを良くするためにも地面に直接置かず、台や棚の上に置くようにしましょう。
ちょっと気持ち悪い話ですが、筆者の裏のお家は庭に大きめの木を植えていたり、塀を飛び越えてくるくらい草なのか花なのかがボウボウに生えてたりするので、そのせいかダンゴムシが大量にいます。
で、鉢をちょっと移動させて地面に置き忘れた時があったんですよね。
次の日、元に戻そうと思って鉢をあげたら鉢底にダンゴムシがびっちり…
ぎょえ~~~~~~っ!!
なんてこともあるので直置きは避けた方が良いです。
置き場所のまとめ
- 雨が当たらない方が育てやすいのでベランダや軒下に置く
- 置く方角は東か南が良い
- 鉢は地面に置かない
ポイント② 適度な遮光も必要
多肉植物は日光が大好きなのですが真夏の直射日光にさらされると葉っぱが焼ける「葉焼け」というのを起こします。
人間でいうところの日焼けですね。
真夏以外でも例えば冬場に室内に取り込んでいた多肉植物をいきなり外の直射日光に当てた時も葉焼けしてしまいます。
徐々に日光に慣らしたり、強い日差しを和らげるために遮光をしてあげることも必要になります。
遮光に便利なグッズ
遮光には「寒冷紗(かんれいしゃ)」と呼ばれるネットを使用すると便利です。
遮光ネットもあるのですが、遮光率が高くなる分、通気性が悪くなってしまいます。ただ、サンシェードのように多肉植物から離れて設置できるなら風通しもキープできるので問題ないと思います。
寒冷紗にはいくつか種類があるのでご紹介しますね。
白の寒冷紗 | 黒の寒冷紗 | 銀の寒冷紗 |
遮光率20~30% | 遮光率50%前後 | 遮光率60%以上 |
日差しを和らげたい時
主に春・秋に使用 |
強い直射日光を遮りたい時
夏に使用 |
遮光+遮熱効果あり
夏の暑さに弱い植物に使用
|
ネットの網目が細かいほど遮光率が上がるんですが、メーカーによって遮光率が違うので上の表の数値は参考程度にご覧ください。
品揃えはホームセンターが一番ですが100円ショップの園芸コーナーにもお店によっては置いているところがあります。設置場所のサイズ確認をお忘れなく。
ポイント③ 冬は霜に注意
冬は雪が降らない地域でも霜に注意が必要です。霜に当たってしまうと葉っぱが凍ってダメになります。
天気予報を確認しながら霜が降りそうな日は室内に取り込むか、霜が当たらないように不織布や段ボールを被せたりします。
多肉植物は寒さに弱いので、気温が5℃を下回る日は室内に取り込むなどの寒さ対策が必要になります。
冬の多肉植物の管理方法については別記事で説明していますので、良かったらそちらも見てみてくださいね~。
まとめ
ポイント① 屋外での置き場所ポイント
・雨が当たらないベランダや軒下に置く
・東か南向きが良い
・鉢は地面に置かない
ポイント② 日光大好きだけど遮光も必要
ポイント③ 冬は霜に当てない
屋外管理のポイントは上記の3つです。
結構簡単じゃないですか?
水やりの方法やタイミングは結構コツがいるのですが、それはまた別の機会にご説明しますね。
最後まで読んでくださってありがとうございます!!
それでは良い多肉ライフを~♪